
せどりで50万円を失い、FXで30万円を溶かし、アフィリエイトは100記事書いても300円。
もう心が折れそうだった。
工場も頻繁に欠勤するようになった。
夜勤のラインに立つのが、本気で辛かった。
「もう無理かもしれない」
そう思っていたある日、スマホに1通のLINEが届いた。
実はとある怪しい無料オプトインで登録したときのLINEからです。
アンケートに回答する形で参加した後、
「どうせ高額商材を売り込んでくるんだろ」
そう疑いながらアンケートに答えた俺。
何度かやり取りがあったが 今回の連絡は久しぶりだった。
[Tさん]
「調子どう?アフィリエイトの方は稼げてる?」
俺
「全然ダメです…100記事以上書いたんですけど、300円しか稼げてません」
すぐに返信が来た。
[Tさん]
「そうか。じゃあ一回、電話で話そうか」
人生が変わった30分の通話
その日の夜、Tさんから電話がかかってきた。
[Tさん]
「100記事書いたんですよね?」
[KEN]
「はい。夜勤明けでも毎日2記事ずつ書きました」
[Tさん]
「偉いな。でも稼げてない。なんでだと思う?」
[KEN]
「…記事の質が悪いんですかね?」→記事のURLを送信する。
[Tさん]
「それもあるけど、もっと根本的な問題がある」
[KEN]
「根本的な問題…?」
[Tさん]
「ずっと『稼ごう稼ごう』としてるでしょう?」
[KEN]
「そりゃそうですよ。稼ぎたいから副業やってるんですから」
[Tさん]
「それが間違い。」
[KEN]
「え?」
[Tさん]
「稼ごうとしてる奴は、稼げない。」
[KEN]
「どういう意味ですか??」
[Tさん]
「書いてる記事、全部『売ろう』としてるでしょう?
読者はバカじゃない。その下心が透けて見えるから、逃げるって事ですよ。」
[KEN]
「…」
[Tさん]
「まず前提として、お前の頭で考えた結果が、今のお前の生活レベルなわけよ。」
[KEN]
「確かに…」
[Tさん]
「だったら、考え方を変えないとダメだろ?」
[KEN]
「じゃあ、どうすれば…」
[Tさん]
「まず読者の悩みを本気で解決しろ。稼ぐのはその後だ。」
[Tさん]
「お前が工場で悩んでた時、どんな記事を読みたかった?
『稼げます!買ってください!』って記事か?
それとも、『俺も同じ悩みを持ってた。こうやって解決した』って記事か?」
[KEN]
「…後者です」
[Tさん]
「だろ?それが答えだよ。」
[Tさん]
「せどりで50万失って、FXで30万溶かして、アフィリエイトで100記事書いても300円だったんだよね?」
[KEN]
「はい…」
[Tさん]
「それを全部書け。失敗も、恥も、全部だ。
同じ失敗をしたくない奴が腐るほどいるんだよ。」
[KEN]
「なるほど…!」
[Tさん]
「『稼ぐため』じゃなくて、『読者のため』に書け。
そうすれば、結果的に稼げるようになる。順番が逆なんだよ。」
電話を切った後、俺は何時間も考えた。
「稼ごうとするな」
今までの俺は、完全に逆だった。
「どうやったら売れるか」
「どうやったら稼げるか」
それしか考えてなかった。
でも、Tさんの言う通りだった。
「読者のために書く」
それが答えだった。
実践、そして成長
次の日から、俺は記事の書き方を完全に変えた。
「せどりで50万円失った俺が教える、絶対にやってはいけない仕入れ方」
「FXで30万円溶かした俺が、初心者に伝えたいこと」
「100記事書いても300円しか稼げなかった理由」
自分の失敗を、全部書いた。
恥ずかしかった。
でも、書いた。
すると、反応が変わった。
コメントが来た。
「俺も同じ失敗しました」
「この記事に救われました」
そして、収益が出始めた。
収益推移
Tさんのアドバイス前⇒300円
1ヶ月目:1万円
2ヶ月目:5万円
3ヶ月目:50万円
4ヶ月目:70万円
5ヶ月目:85万円
1ヶ月目で1万円。
「やっと、工場の日給を超えた」
2ヶ月目で5万円。
「これ、マジで稼げるじゃん」
3ヶ月目で50万円。
「…え?」
信じられなかった。
100記事書いても300円だったのに、
考え方を変えただけで、3ヶ月で50万円。
半年後には、月100万円を超えた。
工場の夜勤で1ヶ月働いても18万円だったのに、
ブログだけで月100万円。
6ヶ月目100万円超え
「人生、変わった」
振り返ると、これまでの俺は完全に間違っていた。
エベレスト登山で例えれば、
「何の目標値もないまま、地図も持たず、とりあえず走り出す」
というスタンスだった。
だから、せどりで50万円失った。
だから、FXで30万円溶かした。
だから、100記事書いても300円だった。
でも、Tさんのアドバイスで「地図」を手に入れた。
「稼ごうとするな。まず読者に価値を提供しろ」
この一言が、俺の人生を変えた。
工場で夜勤をしていた頃の俺に、この言葉を教えてあげたい。
でも、あの頃の俺には、まだ理解できなかっただろう。
失敗を繰り返して、どん底を経験したからこそ、
Tさんの言葉が心に刺さった。
だから、無駄な失敗なんて一つもなかった。
全部、今に繋がっている。

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